如月日記

二月に始めるから如月日記

私は友達が少ない

 私氏のかつての大親友、ややメンヘラ気味ではあるが、東京で雑に働き趣味に生き色事を楽しみ煩悩に溺れながら且つ地元に結婚用の公務員の彼氏も抜かりなく抑えてあって、さすがとしか言いようがない。

 十七,十八の頃の友達だけど、違う大学に進学し、付き合う人も違い、就職先も職種ももちろん異なり、端的に言えば “合わなく” なってきたのだなあと。

 もっと前から気付いていたけれど。

春ではないけど夏でもない寒さで、梅雨入り前で雨も降らず、ただただ風が強く吹いていて冷えて騒々しくて、嫌になってしまう。

あまりにも煩くてつまらないLINEのグループから抜け出したのに、もっと他に断ち切りたい絆しがあるのを切れなくて、一層苛立つ。

お酒が足りない。

もっと色んな物が欲しいけどそんな自分が嫌いだ。自分でも意味が分からない。

土曜日だけど夜だけど一人だけど家にあるアルコールをひたすら干して泣きながら意味もなくけーたい眺めて風の音を聴いてる

無自覚レイシストでヒステリー持ちの母親とやたらと酒ばっかり飲んでる父親と暮らしてると遺伝子の具合が気になってくる。

 退屈な土曜日を消化するためだけに買った本が案外面白くて、さして居心地の良くないチェーン店のカフェでずうっと読み進めていた。

晴天

 とても久しぶりに天気が良くて清々しい。足元の薄く張った氷と、昨夜の円い月と、新しく買ったブルーグレーのパールのアイシャドウみたいな、およそお気に入りの綺麗なものが胸の内にあって、風通しの良い一日が始まりそうな気がする。

 今日も淡々と仕事するだけだけれど。

仕事納めの飲み会をドタキャンされた

 SNSやブログを定期的に書かなくなって久しい。なんだかハッピーな話題が無いのだ。やらかして落ち込んだり疲れ切ってイライラしたり溜め息飲み込んでばっかり。なので面白いこと書けないしフォロワーを不快な気持ちにさせかねない。

 嫌いな人が多すぎるのが問題なのだと思う。一緒に暮らしてる母親が嫌いだし先輩も嫌いだし、嫌いな同僚は他にもいるし、最近は十年来の友人さえもべたべたしつこくて嫌いになりつつある。煩い人が嫌い。人の話を聞かない人が嫌い。空気の読めない奴が嫌い。距離感の無い奴が嫌い。ちょっと構っただけで私に惚れる様なちょろくて孤独を拗らせたもてない男が大嫌い。己の孤独くらい誰にも迷惑掛けずに己で慎ましく処理なさいよ。私はあんたの所有物じゃないし彼女でもお母さんでもないのだよ。

 何もしてない時に、ちょっと話しかけにくいところあるよね、と云われてそんなこと無いのにと思ったことは少なからずあるけれども、今話しかけるな、とオーラを自らひしひしと発している時に限ってどうでもいい奴に話しかけられるのは何故なのだろう。

 お酒飲みたい。

 年末年始のお休みは長くて短い。

夜空はいつでも最高密度の青色だ

 最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を映像化した作品を観てきた。それなりに小さな映画館でひっそり上映されるタイプのマニアックな映画、という位置付けだと認識される。映画は批評できるほど各種観てきていないので、良し悪しは分からない。好きか嫌いか言うのも難しい。強いて言えば、感想は、きつかった。ただ、ここは東京ではないし、東京に暮らした経験もないから、主人公たちの孤独と焦燥とは理解し得ないのかもしれない。

 これは映画とは関係のない話だけど、観た後に初めて入った店舗のサイゼリヤでグラスのビールとドリアを頼んだらたっぷり三十分は待たされてようやくビールが出てきた。なおも、私って可哀相とは思わない。友達も恋人もいないから一人で映画を観て飯を食うという事実は認識している。