如月日記

二月に始めるから如月日記

森見登美彦を読もう。

春だから、森見登美彦を読みたいんだ。

 

夜は短し歩けよ乙女』の第一章は、春の夜の賑やかな酒宴を書きながらも、人生みたいな暗い夜の底の翳りと銘々の心中の孤独みたいな冷やかさがそこはかとなく滲んでいて、美しくも怖いお話である。

 

乙女の潤んだ美しい眼が好い。