如月日記

二月に始めるから如月日記

進捗

浅田飴、ウイダー、ナロンエース、コーヒー、浅田飴、のど飴、ナロンエース、浅田飴、のような物を飲み込み目を血走らせ上層部への呪いの言葉を吐きながら仕事をしばいてたら、隣の席の眩しい新採の子に「身体に気をつけて下さい…」って気を遣わせてしまった…

しごとのはなし

今月の時間外勤務が80時間を超えた。 こんなに多忙なのは入社して初めてで、心身の不具合がかしましい。メンタルがアレなのは何時ものこととしても、身体がヤバい。微熱、倦怠感、割れるような頭痛、千切れるような胃痛、おまけに腹痛、寝不足の乾いた眼、水…

PCを新調した時の前後の話

大学入学以来使い続けていたPCが、愈々寿命尽きたような挙動を見せたため、潔く買い替えた。 十年選手の旧PCよ有り難う。ここに供養と謝意を述べ置く。卒論を書き上げ大学を卒業できたのはあなたのおかげ。廃棄物としてのPCの処分方法をまだ調べていないが、…

自炊めいた慎ましいマイブーム

最近自作するおみおつけが我ながらとても美味しい。おみおつけの具の解釈を自由にすべしと何かのテレビ番組で見聞きしたので、野菜や何やらとお気に入りのお麩やらで思い付きのままに拵える。お出汁とお味噌がいい味出してる。そのお出汁とお味噌を最近同時…

帰路に満月を見た。今日は一日中寒くて堪らなかったのに、冬の月らしからぬ色に明く光っていて、季節の変わっているのを感じた。

丁度一年前の今日くらいから何かもう色々辛さが消えない。

ちょっとこの侭では精神衛生上良くないな、如何かしたい、と思った時にはもう余力が残っていない場合が殆どで、生きるのが下手なだけだけれど古今東西弱者は負けて致し方なし、いつかバツンと死んでしまいそうで我ながら怖い。そしてこんなこと言ってる内は…

帰路に満月を見た。 想像するに地獄の郊外はきっと年中こんな暑さで、しかし夜も月も無い。

愛憎、憧憬、瞬き、刹那に、 拵えたとしても輪郭が壊れて 現と夢の間隙だけの浮遊体験 視線を捉うも透過しない音声 早急じゃないと消えてしまう

台風、嵐の夜は気が滅入る。

自分がいま独身貴族であることに気付いてから人生が割と楽しく思えてきた。

森見登美彦を読もう。

春だから、森見登美彦を読みたいんだ。 『夜は短し歩けよ乙女』の第一章は、春の夜の賑やかな酒宴を書きながらも、人生みたいな暗い夜の底の翳りと銘々の心中の孤独みたいな冷やかさがそこはかとなく滲んでいて、美しくも怖いお話である。 乙女の潤んだ美し…

泣きたいときってどうしたらええんや。

体調崩しても心病んでも死んでも「何もそこまで頑張れって言ってないじゃん」って皆んな言うんだろうな。確かに言われてない。手え抜いて適当にやればいいんでしょ。そのやり方誰も教えてくれないくせに。そろそろ泣きそう。部屋が汚いのも取れなかった年休…

『新しい文明開化』

椎名林檎の言葉は凄い。 だって “地に脚が付いて居ない” と思いきや “両方の脚が過去にへばり付いている” って気づいたらさすがにぞっとしませんか?

春ではないけど夏でもない寒さで、梅雨入り前で雨も降らず、ただただ風が強く吹いていて冷えて騒々しくて、嫌になってしまう。 あまりにも煩くてつまらないLINEのグループから抜け出したのに、もっと他に断ち切りたい絆しがあるのを切れなくて、一層苛立つ。…

土曜日だけど夜だけど一人だけど家にあるアルコールをひたすら干して泣きながら意味もなくけーたい眺めて風の音を聴いてる

無自覚レイシストでヒステリー持ちの母親とやたらと酒ばっかり飲んでる父親と暮らしてると遺伝子の具合が気になってくる。

退屈な土曜日を消化するためだけに買った本が案外面白くて、さして居心地の良くないチェーン店のカフェでずうっと読み進めていた。

晴天

とても久しぶりに天気が良くて清々しい。足元の薄く張った氷と、昨夜の円い月と、新しく買ったブルーグレーのパールのアイシャドウみたいな、およそお気に入りの綺麗なものが胸の内にあって、風通しの良い一日が始まりそうな気がする。 今日も淡々と仕事する…

仕事納めの飲み会をドタキャンされた

SNSやブログを定期的に書かなくなって久しい。なんだかハッピーな話題が無いのだ。やらかして落ち込んだり疲れ切ってイライラしたり溜め息飲み込んでばっかり。なので面白いこと書けないしフォロワーを不快な気持ちにさせかねない。 嫌いな人が多すぎるのが…

悪いけど

‪人のことお前って呼ぶ男って本当何考えてるの? 失礼だと思わないの? 所有物じゃないよ? それどころか付き合ってすらないよ?‬

夜空はいつでも最高密度の青色だ

最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を映像化した作品を観てきた。それなりに小さな映画館でひっそり上映されるタイプのマニアックな映画、という位置付けだと認識される。映画は批評できるほど各種観てきていないので、良し悪しは分からない。好き…

ときめき

人に惚れてる暇がないし恋する時間が全然ないけど、ときめきの対象物がほしい。

京都へ

辛い仕事にご褒美もない時も 惚れた人が選んでくれない時も 不幸だった訳がわかっている今は 損しただなんてまるでおもわない と椎名林檎とトータス松本が『目抜き通り』という美しい曲で歌っているが、私はまだそこまで達観できていない。大人はすごい。私…

日々働きたくなくなる

毎日毎日2〜3時間残業するけど時間外勤務申請出せる文化じゃないから1ミリも残業代貰えないし、仕事量に対して報酬が見合わないのは近代物理学への冒涜である、みたいなことを登美彦氏もどこかで書いてはったなあと思い出す。 毎日残業つらいし残業代貰えな…

『坊っちゃん』

語るに値する仕事は成していないけれどそれでもなんとか一か月働いた。初任給もいただいた。所得税もしっかり天引きされている。 勤労と納税の義務を果たす大人になれればそこそこ胸を張って生きていけると信じたい。後はまあ、女だからそのうち結婚して子供…

歓迎会

職場で歓迎会を開いてもらい、偉い人と話す機会があった。 生まれておよそ四半世紀になんなんとするがいわゆる偉い人と話す経験に乏しい。私が大学の時に所属していたサークルでは、部長や副部長はその師匠筋に当たる偉い人とこんこんと酒を酌み交わす場面も…

勤労乙女

社会の荒野を走り出し、一週間勤めた感想の実務編は割愛する。何しろまだろくな任務を与えられていないので語るに値することは何もしていない。実務以外では、バス通勤に際して定期券を鞄から便利に出し入れするためのパスケースが欲しいのう、と思った。こ…

桜流し

咲いたばかりの花を散らす春の雨を桜流しという。 兼六園前、広坂の桜は、薄い白の花びらが重なって春の色を作っている。地面は濡れているが、まだ花は流れていない。良かった。バスの中から、ライトに照らされてもいない寡黙な夜桜を想像力で補って観賞する…

『マゾヒズム小説集』

谷崎潤一郎『マゾヒズム小説集』より「少年」を読んだ。 これからは通勤で使うバスに毎朝小一時間揺られることになるから、アルバムが一つ聴けたり短編が一つ読めたりするらしい。そういうことで、一昨日は椎名林檎の「平成風俗」を、昨日は宇多田ヒカルの「…